ゴーストの囁きに耳を傾けて

多分無駄な前振りが長くなりそうなのであらかじめ書いておくと今回は「オンライン面接」の話です。

風俗業界の女性求人広告に嘘が多いのは今さら知れた話かと思います。「嘘」という表現に語弊があるのでしたら最近の政府関係者の言草を真似て「誤解を招く表現」が意図的に散りばめられているとでも。

要は「入店祝金」だとか「体入保証」だとか、簡単にもらえそうに記載されていても実際にはかなり厳しい条件をクリアする必要があったりするわけです。例えば私が以前働いていた某グループ店だと20万円を謳う入店祝金を満額で受け取るのに入店から約3か月、無遅刻無欠勤ノークレームが条件で、一度でもミスがあると1万円ずつの分割がそこでストップします。私が責任者だった約5年ほどの間でコンプしたのは一人だけ、勤怠に関して意図的に甘く査定したのはここだけの話です。

求人で目を引かせてさらに在籍を3か月引っ張る、その意図は別に悪くないとも思うのですが、そもそも「面接に来てくれただけで5千円」とか「入店してくれたら漏れなく1万円」とかもそうですが、実情はともかくとしても求職者を随分と下に見た物言いというか、もっと言えば、私の目には「乞食扱い」のように見えてしまいます。

そして、その待遇を以て「女の子第一主義」を謳うのですから始末が悪い、風俗の求職者を一人の真っ当な社会人として見ていればそんなおかしな待遇を大々的に謳ったりはできないはずです。まあ、考え方は色々あるのでしょうからあまり強く訴える気もありませんが、私にとって「在籍女性を大事にする」というのはその女性を「一人の社会的存在としてその意思と立場を尊重する」に同義、支払うべきは労働の対価であって「おこづかい」ではありません。

さて、コロナ禍を機に導入が積極的に叫ばれるようにもなったテレワークという働き方、既にこれが定着した企業もあるようです。風俗店でこれを導入するのは実はそれほど難しくはありません。デリバリー型なら女性は全員自宅待機、パソコンに向かっている時間が長いスタッフ業務など事務所にいてもほぼオンライン、これを自宅に持ち込むのは容易です。

それでもテレワーク化に踏み切れないのはそのために作業効率が格段に落ちて、それを補おうとすると経費が無駄に嵩んでしまうから。デリバリーの形態は起点を極力減らさないと効率が悪くなってしまうのです。ウィルス対策は万全でも経費が倍以上かかってしまうのでは、その最大限の新型コロナ対策への評価が十分以上に実客に結び付かない限りは本末転倒、とても現実的な施策とは言えないのです。

ただ、テレワーク化が殆どすべての面でプラスに作用する業務もあって、それは求職女性の採用面接、即ち本題の「オンライン面接」です。

新型コロナを含むウィルス感染予防対策、見知らぬ風俗店での面接に伴う不安、採用の可否もわからない中で生じる交通費の無用な負担、オンライン面接ならすべて解消されます。確かに、お店の雰囲気を肌で感じたいと考える人にはマイナスなのかもしれませんが、それは双方が採用、入店を決めてからでも遅くはありません。

面接する側、お店の立場からすると実は何一つのデメリットもありません。オンラインでは把握しきれないことも多いのではないかという不安も当初はあったのですが、何度か経験してみた結果、面接官は対面と殆ど変わらない感触(採用不採用の判断に必要な正しい感触)を得るに至っています。

当店の面接官は女性ですからセクハラ面接ができなくてガッカリ…、なんてことも当然ありません笑(オンライン面接を否定する店舗は「あーでは胸のサイズは計らせて下さい」みたいな古典的なセクハラ面接ができなくなることを恐れているのではないかと勝手に思っています)

そんなわけで、当店の”New Nornal”はまずは「オンライン面接」から。そのうちノーメイクにジャージ姿でモニターに現れて即座に不採用になる女性も出てくるのかも? まあ、そのくらいオンライ面接が「カジュアル」になってくれればそれはそれで嬉しい話でもあるのですが。

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