コロナ禍に寄せて②

前稿で書き漏れたのですが、営業自粛を判断できた一番の理由は在籍女性の多くが既に自主的に出勤を控えていたから。本職が別にあってこの夜の仕事はあくまでも「副業」という女性が当店には多く、そのような対応も比較的容易な立場の人が多かったというのも確かにあるのですが、何というか「社会的に正しい判断」を何の迷いもなくできる「普通の女性」が多いのもまた事実、お店の判断は彼女らの後押しのお陰と言っても過言ではありません。むしろ、このまま営業を続けていたら彼女らから愛想を尽かされてしまうのではないかという危機感すらありました。

さて、営業自粛後の最初の大仕事はそんな彼女らに一時金を配布すること。経理上「振込」の方が都合がよくまた業務としても当然ラクなのですが、営業自粛を決める一連の流れがかなり急で、彼女らに対してしっかりとした説明ができているとも思えなかったので、あらためて顔合わせをの機会を設けるというのがその「大仕事」の趣旨でした。

詳細は割愛しますが、同行した求人担当の神谷さんがとにかく感激していたというか、あらためて(主に彼女が採用を決めた)当店の女性たちの素晴らしさに感動していました。自分の仕事に誇りを持つ機会など案外持てないものなので、まさにその機会を得たのは何よりも彼女にとって良かったのではないかと思いました。これからもますます精進してもらいたいところです。

そして、自粛中のもう一つの仕事は今回の件で受給できるかも知れない助成金の類を色々と調べること、これは主に私が対応したのですが、結論から言えば、まあ残念な結果としか言いようがありませんでした。

・感染拡大防止協力金→×
・持続化給付金→×
・雇用調整助成金→△

中でも東京都からの協力金の顛末が最も滑稽でしたね。都から休業要請の対象業種とされていたにも関わらず協力金の支給対象からは除外という…。そもそも自治体公式の休業要請リストに「デリヘル」なんて俗称で記載されていた時点で真面目に取り合ってもらえていなかったのは明らかで、おそらくは「対象か否か」という問い合わせが多かったのでしょう、判断に困った然して責任能力のない人が「やっつけ」でリストに載せてしまったのではないかと個人的には想像しています。

何にしても、今回休業対象に指定された業種の中で、その要請に最も従わなかった業種がおそらくは「デリヘル」なのでしょうし、役所からしてみればそんなのは一括り、一部の店舗が真面目に新型コロナウイルス感染の拡散防止を企図して身を削ってみたところで、何一つも感謝されないことに今さら憤ってみても詮ない話だとも思っています。まあ、だからと言って反社会的に振る舞おうともまた思わないわけで、結果としてただの自己満足に堕すにせよ、引き続き「社会的に正しい判断」に則って方向性を考えていきたいと思っています。相手が子供だからこそ大人でありたい、と。

丁度これを記しているタイミングで我が国の政治的貧しさを象徴する人物が何とも鬱陶しい物言いで緊急事態宣言の延長を仄めかす声明を出したようです。致し方ありませんよね。彼らが何もしてくれなくても、為すべきことに変わりはないわけですから。

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