夢で逢いましょう

まだ募集していますか?

先日受けた女性求人電話での第一声。この言葉に違和感を覚えるのは風俗の女性求人など年がら年中募集しているのが当たり前だから。それでも、そう訊いてくる女性に好感を抱くのは世間一般的にはむしろそれが普通だから、求人というのは本来欠員に応じて募集が為されるもの、年がら年中募集するようなのは社員の定着率がよほど悪いブラック企業と相場が決まっています。

以前も書きましたが、無店舗型の風俗店が年がら年中求人広告を出して無計画に女性を募るのはそれが「人件費」という発想を度外視できる行為であるから、待機スペースに溢れるほどの女性を雇用したとしても、空気が薄くなる以外、経営的に困ることなど何一つもないのです。

当店もご多分に漏れず求人広告を年がら年中出している店舗の一つです。ただ、求職者は常に募っていても実際の採用となるとどちらかと言えば「欠員に応じて」というスタンスに近いのかもしれません。

私が求人担当者によく言うのは「採用はトコロテン式」だと。つまり、新人が入ればその分既存の在籍者の中に今より稼げなくなる人が必ず生まれる、採用はその人材と秤をかけるつもりで慎重に、ということ。

よほど有望な新店でもなければ新人が入れば入るほど売上も右上がり、なんてのは今どき幻想に過ぎなくて、むしろそうやって積極的に入れ替えをしていくことで代謝を促して辛うじて「現状維持」ができているのが風俗店の現実です。

トコロテン、入れ替え、代謝、その根底にあるのが「消耗品」という発想であるのは言うまでもありません。そして、消耗品扱いで無計画な採用を繰り返すような店舗に限って「女の子第一主義」なんてキレイ事を謳いがちだから困ります。

既述の通り、無計画な採用は既存の在籍女性から「稼ぎを奪う」行為、いや、そもそも無計画に採用を繰り返しても出勤が100人になったりしないのは稼ぎが減って退店する女性が多いからであってそれは即ち「女の子第一主義」という空虚な公約を守れていないから、そもそもが矛盾しているのですよ。

当店は採用に際しては少なくとも既存の「戦力状況」を鑑みた上でそれを検討します。ただその求職者を見るだけではなくて、彼女が収まるべき器も同時に見ます。その意味で「欠員に応じて」という一般の企業にも似た採用のスタンスだと言えるわけです。

従って、採用率は決して高くないのですが、それは「採用基準が高いから」というわけでもないという風俗店としては少し矛盾した状況も生まれてしまうわけです。既存の在籍女性たちを大事に考えれば、年がら年中採用しまくる「必要がない」ってだけの話なのです。

もちろん、在籍女性たちのレベルを遥かに上回るレベルの女性たちが続々応募してくることでもあれば、それは続々入店者が増えることにもなり、その煽りで退店する女性も増えるのかもしれません。しかし、それは同時に彼女らを受け入れる器、つまりは店舗そのものがついには「現状維持」を打破してある種の成長を遂げることに同じ、スタッフとしてそれを拒む理由などどこにもありはしませんよね?

と、言うわけで、空虚な公約などどこかに捨てて、そんな夢でも見ましょうよ、ってお話でした。

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