緊急事態宣言の行間を読む

本日から3回目となる緊急事態宣言期間に突入します。事前には様々な噂や憶測も飛び交ったようですが、当店のような無店舗型性風俗業者が何らかの「要請」を受けることはありませんでした。

ホッと胸を撫で下ろしている向きも多いかと思うのですが、個人的には然るべき「要請」があった方が良かったと思っており、今回のこの結果には些か落胆すらしています。

世のため人のためには風俗店など休業すべき、ということではなくて、何の要請も受けないのは風俗店が感染拡大防止の観点から何の問題もないからでは決してなくて、ただ単に国なり自治体から相手にされていないだけ、行政府がその営業を関知するような、それに値する業種ではないという、そんな扱いを受けているだけなのだと考えています。

実は第一回目の緊急事態宣言のときには休業要請の対象となっています。それを受けて当店も期間中は営業を取りやめたわけですが、裁判にまで至っているその後の顛末が今の状況を生んだ、というよりは本来そうであった行政府とこの業界の関係がわかりやすく顕在化した感じ、私が今の心境に至ったのも昨年からの一連の流れの中で漸く「目が開いた」からです。

以前書いた「招かざる客、あるいは異星人との対話」という文章の中でこの業界が行政府にとって「招かざる客」だと書いたのですが、当時は歩み寄りをみせていたかにも思われたアチラ側が、コチラ側のあまりにも理不尽で進歩のない態度に呆れ果ててまた距離を置くようになってしまった印象があります。件の裁判に於ける「本質的に不健全」という言辞にそれが明快に顕れており、そして、今回の宣言に於いて何の要請すらもされなかったことがそれを決定的にしたのではないかと。

少なくとも1年前は「一緒に新型コロナウイルス感染症と戦いましょう」というスタンスが行政府の側(の一部)にも見えたわけで、故に我々も私利を捨ててそれに協力したのです。

ですが、それがそもそも錯覚だったのか、あるいは彼らの巧妙な罠だったのかはしりませんが、少なくとも私の中にはあった蜜月関係が完全に破綻して、挙句には落胆に至る、と。

斯様な有事に何らの協力も要請されないというのは、裏を返せば、何らの助けも期待できないということ、完全に見放されている状態です。休業要請を受けてそれに従わずに然るべき罰を受ける、これは酷く不本意な状況のようにも感じるのかもしれませんが、しかし、それはまた然るべき法の枠組の中に我々が属している証左でもあり、場合によってはその同じ法によって我々が守られることもまたあり得るのです。

しかし、今ここに顕在化したのは、我々はもはや法の外に置かれた存在であるという事実、何としてもオリンピックを開催したいという阿呆どもにすら何の協力をも要請されない「はぐれもの」に過ぎないという現実だけなのです。

アウトローを気取るのは中学二年生まで、それじゃ生きていけないことを知るのがオトナというものです。この業界には中学二年生レベルのオトナが多い…、と、いや、それはこの本旨とは乖離したただの悪口になってしまうのでやめておきましょう笑

ともあれ、はぐれものの末路など知れたもの、いずれは消えて無くなると相場が決まっています。今回の緊急事態宣言の行間から「コロナ禍と不景気の波に飲まれてどうぞ消えてなくなって下さい、清々します」という文字列が浮かんでくるように感じるのは私だけでしょうか?

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 銀座セレブ公式サイト
 https://ginza-celeb.com/
 女性求人サイト
 https://ginza-celeb.com/recruit/
 公式Twitter
 https://twitter.com/ginzaceleb/
 公式LINE@登録
 https://lin.ee/yFD2U9V

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=